Document: pictureInPictureEnabled プロパティ

Limited availability

This feature is not Baseline because it does not work in some of the most widely-used browsers.

pictureInPictureEnabled は Document インターフェイスの読み取り専用プロパティで、ピクチャインピクチャモードが利用できるかどうかを示します。

ピクチャインピクチャモードは、権限ポリシーで指定されていない限り、既定では利用できます。

このプロパティは読み取り専用ですが、変更しても例外は発生しません（厳格モードであっても）。セッターは何もせず、無視されます。

値

論理値で、 true の場合は HTMLVideoElement.requestPictureInPicture() を呼び出すことで、動画がピクチャインピクチャに入り、浮動動画ウィンドウに表示できます。ピクチャインピクチャモードが利用できない場合、この値は false です。

例

この例では、 <video> 要素に対してピクチャインピクチャモードに入ろうとする前に pictureInPictureEnabled の値を調べ、機能が利用できない場合に呼び出さないようにしています。

function requestPictureInPicture() {
  if (document.pictureInPictureEnabled) {
    videoElement.requestPictureInPicture();
  } else {
    console.log(
      "お使いのブラウザーでは、ピクチャインピクチャを使用することができません。",
    );
  }
}